二羽の小鳩

アンデスのフォルクローレ演奏を楽しんでいます。

”JAPON Y.ARGETINA DE CARNAVAL”

「コスキン・エン・ハポン ’09」が終わり、なんとなく気が抜けた感じ(ポカン〜
次回の練習日まで1ヶ月有るし、特別な練習曲も言われていない。

月曜日(19日)の「ピアランゴ講習会」の時、SMさんが「谷間のカーニバルを練習しておこうかな」と言っていた。
”JAPON Y.ARGETINA DE CARNAVAL”(谷間のカーニバル日本バージョン)
谷間のカーニバル原曲に、民謡の会津磐梯山と新相馬盆唄を挿入した日本バージョンです。
「ピアランゴ講習会」で最初に歓迎演奏したのもこの曲でした。

子供達を始め全員で演奏したわけですが、ヤラビたちチューリップ組は演奏が出来ずションボリ聞いていました。
そう言えば、4月の春コスキンの時も開幕で全員合奏しかしヤラビはションボリ、7月の介護施設慰問の時もそうでした。
ある程度の熟練度が必要な曲なのでしょう?楽譜は未だ支給されていなかったが、ムーミンさんが持っていたのでコピーをしていただき他のチューリップメンバーにも渡しました。

ションボリは嫌ですね、SMさんの「谷間のカーニバルを練習しておこうかな」には同感です。
練習といっても家の中で大きな音を出せないので、鈴虫より小さな音フーフーで指使いを練習、仕事の合間に指をパタパタ、3日に一度くらいは河原で音出しです。

よし!目標は1ヶ月で暗譜演奏出来るようにしよう。

ケーナが上手い女子高生がいてきれいな音を出します。特に高音部は透き通った音です。
ケーナ歴は7年で演奏のレベルも高く感心しています。特別なケーナを使っているのかと思い見せて貰ったら大きな亀裂が2箇所もあるボロボロのケーナです。
1本しか無いそうで長年使い込んでいるモノでした。

チューリップのメンバーは、ケーナ歴1年未満なのに2〜3本持っています。
これは高音が出しやすいとか、調律がおかしいとか、色々ありますがそれはもっとキャリアを積んでからのことかなと思うようになりました。

コスキンの時、大木岩夫氏からケーナを買った時、
大木岩夫氏「調律はきちっとしてあるが未熟な人(ヤラビの事かな)が吹いても調律通りの音は出ない。音が変だと思ったら吹き手の技量を上げましょう」と言い、ヤラビが買ったケーナで3オクターブにわたり吹いて見せた。
確かに音も正確に出ていて、音色もキレイでした。しかしヤラビが吹いたら音がハズレてばかりです。

現在所有しているケーナは、
・東出五国氏作(アルゼンチン調律)⇒良い音が出せるようになりました。一生ものになるでしょう。
・大木岩夫氏作(ボリビア調律)⇒未だ未だです。時々、良い音が出た時は素晴しい音です。
ケーナ制作本数は、5,000本とか3,000本と言われている師匠達の作なので大事に使おうと思う。

ケーナを始めて1年のムーミンさんは、ケーナを自作して吹いています。結構キレイな音色で調律チューナーで測定しても正確な音出しをしていて、初めてとは思えないような出来栄えです。
民族楽器としての幅の広さ、奥の深さを感じます。

ケーナ愛好会の佐藤清勝氏は、ケーナ製作者として地元では名が通っています。

「道の駅川俣」で販売しております。良くあるお土産用でなくチャンと調律された本格的なケーナです。