二羽の小鳩

アンデスのフォルクローレ演奏を楽しんでいます。

憑きもの

古来から民間信仰で狐に憑かれるとか、霊に憑かれるなど常識で判断できない行動、現象を表現する場合に「憑」と言う表現をしてきました。
小説で「憑神」(浅田次郎)と言うのも有り映画にもなりました。これは貧乏神・疫病神・死神に取り憑かれてしまった話だそうですね。
ヤラビは信心深い訳でなく、寧ろ罰当たりのほうで墓参りもチャランポラン、初詣もしばらく行ってない「憑きもの」など考えられない・・・・。

1年前、川俣町のケーナ教室は受講生約15人でした。現在ヤラビを含めて6人残りました。月2回の川俣ケーナ愛好会練習日に会う程度の関係なので「絆」も希薄に感じていました。
素性も判らない「おばちゃんおじちゃんたち」ですが、振り返ってみたら1年間川俣町公民館に通ったと言う「強い絆」が有りました。
初めて6人が宵闇深まる福島の地で会しました。早い話し「忘年会」です。場所を任されたのでカラオケ店を3時間(ナガ〜イ)予約しました。

狭いカラオケルームで料理をつまみながら来年の抱負など
・「また、同じメンバーでコスキンに出たい」川俣の母子を加えれば旧ちゅうりっぷ組だが、ムリムリ、ケーナ愛好会の末席で演奏に加われれば良しとしましょう。
・「コラッセの1Fでミニコンサートをしたい」ムリムリ、観客14〜5人とは言え玄人レベルが聞きに来ているし、やっと音が出るケーナ演奏力では不快感を与えてしまうだけです。
・「介護施設で演奏したい」ムリムリ、今の実力では施設全体に不快な騒音を振りまいて来るようなものです。

身の程知らずな話とケーナを演奏しているうちに3時間半が過ぎました。カラオケルームでカラオケを1曲もやらないで3時間、延長30分です。6人のうち5人が電車で来ていましたが2人が終電に乗り遅れです。

いい歳した「おばちゃんおじちゃん」の行動、関西風に言うと「アホな行動」は常識の範疇を超えています。
あの町全体が『フォルクローレの神』に取り憑かれている「川俣町」に通う内に、ヤラビ達にも『フォルクローレの神』が取り憑いてしまったのでしょうか?

いや、ケーナ愛好会で指導をしているSH先生やケーナが上手いWM女史に『マインドコントロール』を掛けられてしまった。と、言うほうが科学的な説明がつきます。