二羽の小鳩

アンデスのフォルクローレ演奏を楽しんでいます。

ハーモニカ歴70数年

能楽師の坂内先生がハーモニカを弄っていたので聞いてみた。
ヤラビ「この前、公会堂で先生がソロ演奏をしていた曲は良いメロデイでしたね。ケーナで演奏を覚えたいので楽譜が有ればコピーさせて頂きたいのですが?」
先生「えっ、あの曲知らないの?有名な曲『スパニッシュ セレナーデ』だよ。ハーモニカは『数字譜』だから音符の入った楽譜は持ってないよ」

数字譜を見せて貰おうかと思ったが、普段は持ち歩いていないようです。と、言うより数字譜は全て頭に入っているらしい。
ハーモニカに触れば、身体が反応して動く、頭と言うよりは身体全体で覚えている状態です。
先生の属している「福島ハーモニカアンサンブル」(ハーモニカオーケストラ)は、毎年全国大会で優勝か準優勝を繰り返しています。

昨年、メンバーを見た時に感じたのはお年寄り集団でした。しかし、演奏を聴いたら若いお母様方の演奏より数段も若々しく、パワフルな演奏でした。
先生「後継者はもう居ません、子どもの時からハーモニカ練習を始めて、更に選抜されたような人が『福島ハーモニカアンサンブル』のメンバーです。大人になってから始めても上手くなれません。今の子どもの環境にハーモニカ練習が無いので、私達で終わりです」
坂内先生は70数年やっているそうです。

先生が『スパニッシュ セレナーデ』を演奏してくれました(ラッキー(⌒▽⌒)/
ハーモニカ3台を重ねて口にあて、テーブルの上に更に2台のハーモニカを置き、すばやく取り替えながら演奏をします。
3台の重ねたハーモニカは、サンポーニャのように吹きます。テンポの速いこの曲はケーナ向きでは無く、どちらかと言うとチャランゴに合う曲です?。観客一人で恐縮しました。


あまり宣伝をしなくても、すぐ定員いっぱいになるそうです。仕事仲間の奥様が、チケット2枚買えましたと喜んでいました。
ケーキ・ドリンク付1,000円なので旦那さんと行ってみるそうです。

一昨日のケーナ愛好会練習日は、路面の凍結も無く安心して川俣に行けました。
久しぶりの集まりで、皆の顔を見たらホッとしました。又、1年お世話になります。練習曲は「アイマラのお祭り」「ポトシの男」「忘却の種」「谷間のカーニバル」「風とケーナのロマンス」「花祭り」「ガダルキビール」「ムナワンキ」書き出してみると随分やりました。
前回、楽譜を配布された「ネグリータ」はやりませんでした。
次回も路面凍結しない事を祈る。