二羽の小鳩

アンデスのフォルクローレ演奏を楽しんでいます。

福島の能楽/福岡の能楽

福島と言っても、福島県北の事です。
観世流宝生流が盛んですが、他の地区に比べると元気が無いように感じます。
私がただの野次馬だからこう言うことが言えるんで、関係者が言ったら「表に出ろ!!」となって唯では済まない。
九州の福岡から指導に来ている女性能楽師が、今日は予定を3時間早めて帰るそうです。
明日、東京から来る宝生流の大御所は半日の予定(以前は2泊3日)で、来週来られる観世流の先生は海外公演もこなす忙しい方、しかし、弟子の数が減っているのです。

こう言う方々を福島に呼ぶパワーは有るのですが、高齢化と能楽の人気のかげりを受けて厳しい状況です。
何かの求心力に欠けている。例えば、大事な発表の場が白石、須賀川会津、いわき、東京なのです。
フォルクローレだと福島県川俣町と言う求心力が有り、県北のフォルクローレ人口の増加に寄与しているし、小学校教育現場の努力や、アミーゴ・デ・川俣の活動は大きな布石になっている事でしょう。
学校などで古典芸能や能楽を披露したりと言うのは有りますが、子供が稽古場に立つようにならなければ、老齢化して萎んでしまうでしょう。

九州の福岡から来ている能楽師
「tantonさん、是非、見てもらいたいものが有るの、私も映ってるしナレーション字幕も創ったんだ〜」
と紹介してくれたのがプロモーションビデオのユーチューブ版です。
大都会福岡と福島では比較に無理が有り過ぎですが見てください。
新作能「桧原桜」(ひばるざくら)プロモーションビデオ

多様な取り組みが有って、厚みの有る地域文化の発展に寄与し、豊かな精神文化となるのでしょう。と、柄にも無く偉そうな事を書いてしまった。