二羽の小鳩

アンデスのフォルクローレ演奏を楽しんでいます。

映画「橋のない川」とエルネスト・カブール

3〜4年前、川俣町の或るパーティで数曲演奏した時の事。
メーンゲスト木下尊惇氏の演奏になり、コスキンポスターで有名な山形の神保さんの隣で演奏を聴く。
映画「橋のない川」の音楽の話になり、エルネスオ・カブールの話になる。
演奏中の木下尊惇氏がエルネスト・カブールのもとで演奏活動していた話しも聞きました。
この映画音楽でも木下尊惇氏は演奏に加わっていたとの事。

社会の問題をあぶり出す啓蒙映画とも言われているので映画評は避けます。

心を掻き毟るような音楽はチャランゴだったのか、ケーナだったのか、サンポーニャだったのか?
タイトル画面のあとチャランゴの音が流れて来た時にはハッとした。
川俣でフォルクローレを聴く十数年前に、この映画でフォルクローレを聴いていたとは。
改めて見て、エルネスト・カブールの音楽採用は大成功だったと確信しました。
関係者の間で不評のふで(大谷直子)と伊勢田(高橋悦史)の恋愛模様については、場面の数カットが無くなったような?
気のせいかもしれません。
私は、それぞれが家族を支える者どうし、ふで(大谷直子)と伊勢田(高橋悦史)の秘めた恋が、高まる心の描写がこの映画の値打のように思います。