二羽の小鳩

アンデスのフォルクローレ演奏を楽しんでいます。

映画「橋のない川」農村風景

DVDが発売になったのは、2013年 9月28日です。
発売に気付かず9か月後に購入しました。

時代、社会の背景やドラマ性を別にすると、感心するのが明治の農村風景、農民の生活描写です。
監督、スタッフの苦労や努力がうかがえる良い出来栄えになっている。
国営テレビ放送局が描く明治の農民は、毎回、土間を這いつくばっている姿が出てくる。
明治時代を蔑んで描く国営テレビ局の作品とは大違いです。

住井すゑの大ベストセラー小説「橋のない川」が原作、人間の豊かさを問いながら展開する筋立ては中々のもの。
この映画、題名とは別に橋が度々登場し、物語の重要な場面を形成している。
例えば、ふで(大谷直子)の別れ(曲名もふでの別れ)は橋の上で前半のクライマックスになっている。
映画を観ていて途中で集中力を欠く場面がある(私見