二羽の小鳩

アンデスのフォルクローレ演奏を楽しんでいます。

コスキンパレード余話

パレードの並び順は後ろの方でした。すぐ前に和服姿の一団がいて静々と進んでいきます。
ヤラビ達は「アイマラのお祭り」「花祭り」などを演奏しながら軽やかな足取りで行進していきます。と、言っても着物のしずしず集団が前にいるので中々前に進めず演奏も湿りがちです。

途中で盆踊りのような輪踊りが始まり、当然こちらの演奏はストップして静観しました。
浪江から参加している方が「イヤホンつけて踊っているみたい。ほら、テレビでやっていたでしょう」
そう言えば音が聞こえません音無しパフォーマンスかなと思ったら、保原町の名入りハッピを着た男性がラジカセを掲げていました。でも音は聞こえませんラジカセの出力が弱いのでしょう。

音が無い踊りは異様な雰囲気でした。ラジカセ持っていた男性のハッピには「保原良いとこ音頭(節かも)」のように書いて有ったと思う。踊りが続いている内に前方のパレードが見えなくなりました。
かなり遅れてしまったので後半はあまり演奏する事も無く粛々と終点にゴールインしました。
着物集団の進行が遅く、演奏も途切れ途切れになってしまった為、周囲からイライラする声も出たが、一番大変そうだったのは保原町の舞踊集団のはず。
フォルクローレ集団に前後を挟まれて、1時間半も和服姿で踊りながら行進したのですから。
保原町の舞踊の方々お疲れ様でした。